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zoom RSS 大阪・奈良旅行記29−雨の西大寺〜西ノ京から佐保路 大阪発、奈良日帰りぶらぶら旅行7

<<   作成日時 : 2009/10/08 23:57   >>

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 時間の関係で、西ノ京付近ではあと1寺院だけ見ることにしていた。

 唐招提寺か、西大寺、はたまた思い切って秋篠寺まで足をのばすか。
 唐招提寺、すでに金堂の覆いが取れている、ということだったので、さんざん迷ったが、
(1週間くらい前から、ずっと迷っていた)
 結局、西大寺に行くことにした。
 西大寺に行くのは初めてだったし、やはり仏像が魅力。
 唐招提寺では、この時まだ仏像は見られなかった。
(09年春時点。最後のしあげに、数ヶ月がかり!で、千手観音の腕をはめているところ)


 なお、その魅力的な仏像をはじめとする、西大寺に関する詳細については、
 現在、この旅行で出会った仏像全般の記事も、書いているところなので、そちらをご参照ください。

 と、いうことで、ここでは、また、おおまかなアルバム形式で、西大寺をご紹介。



 西大寺



 西大寺は、近鉄西大寺駅を降りてすぐ。

 ごくごく普通の住宅地の駅のような西大寺駅を降りて、駅前の広場から一歩細い道に入ると、いきなり、延々と続く土塀にぶつかる。そこが西大寺。

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 駅から行くと、伽藍の東門から入ることになるが、その方が拝観するには都合がいい。

 西大寺は、境内に入って参拝するのは自由だが、貴重な文化財が拝観できる建物が全部で4つあり、これらの建物内に入には拝観料が必要。(共通券がある)
 東門から入ると、最大の見ものである四天堂から、それらの建物を効率よく順番に見て回ることができる。


 西大寺にも、東門すぐ前に、神社があった。
 薬師寺の場合のような深い係わりは無いみたい。

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 東門を入るとすぐに、四天堂がある。
 江戸時代再建の素朴な堂だが、2層からなる雄大な造りが、収められている仏像の巨大さを物語っている。
 
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 外から、巨大な、十一面観音立像の手が見えている。
 堂内に入ると、見上げるばかりのその巨大な姿に息を飲むが、
 巨像(特に長谷寺様式の観音)にありがちな大づくりな感じがまったく無く、大きいながらも、女性的とも言える繊細な美しさを感じさせるという、奇跡的なバランスを感じさせる稀有な例。
 装飾も細かくて見事。

 素朴な四天王像も力強い。

 ほとんどすべては後から作られたものだが、四天王が踏みつけている邪鬼だけが、創建当時の、この寺の発端となった四天王像のものだというのがおもしろい。

 この邪鬼が大迫力。

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 本堂の格子の模様が美しい。情緒たっぷりで、雨がよく似合う。

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 素朴で清々しい、雨の境内。塔頭の土塀が並ぶ。

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 清楚な花が美しい塔頭の門。

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 二つ目の建物。聚宝館。

 展示物は入れ替わるようなので、要注意。
 国宝の第一級の工芸品、金銅透彫舎利塔などは見ることができたが、楽しみにしていた、十二天画像は見ることができなかった。


 周囲は美しい花々で飾られている。

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 境内をさらに、中心伽藍の方へと進む。

 正面が愛染堂。右が本堂。左すみに写っているの盛り上がった部分が有名な東塔跡。
 本堂の正面方向に、東塔跡、さらには庭園の間を延びる参道を経て、正門である南門がある。

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 雨が、上がってきた。

 巨大な東塔跡基壇。
 かつて東大寺、興福寺、元興寺など並ぶ、奈良でも有数の大寺院だったことを物語る遺跡。
 それぞれの時代のいくつかの基壇が重なって残っている。

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 ちがう方向から、基壇をのぞむ。
 この遺跡は、この寺院にとって、他の堂宇と並ぶ重要な建造物なのだ。
 そう思えてしまうほど、風景に溶け込んでいる。

 写真・右の大屋根は愛染堂。
 豪壮な規模を誇るが、仏殿というよりは、典型的な寝殿造風の建物。
 南都荒廃とともに、壊滅的な打撃を受けていた西大寺を復興した、現世救済の人、叡尊像がある。
 とてもユーモラスでやさしいお姿。

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 基壇越しに本堂をのぞむ。よく旅行ポスターなどで見る構図。(ちょっとずれた)

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 本堂。
 これも、江戸の再建。
 大屋根のゆるやかなカーブが美しい、堂々たる仏堂。

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 外壁には、まったく土壁が使われておらず、木材のみで構成された落ち着いた外観が、美しい大屋根と絶妙の調和を見せている。

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 内部に入ると、夥しい数の、上記透彫舎利塔を思わせる美しい装飾がなされた灯籠が並び、そのゆらめく灯りに、3組の実に特徴的な仏像が浮かび上がっている。
 外ののどかな雰囲気と対照的な、荘厳極まりない空間。



 鐘楼。

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 参道の西側には、池を中心とした庭園が広がっている。
 雨上がりの緑が、しっとりと心にしみる。

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 (弁天島の向こうに見えるのは、聚宝館。)

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 境内には、他に多くの塔頭や、保育園もある。

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 なぜか青い観音様。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
奈良のお寺、落ち着いた雰囲気がありますね。
長いこと行っていないけれど、奈良に行ってみたくなります。
桃源児
2009/10/09 00:03
西大寺のあたりは行ってもこのお寺には入ったことがありません。
丁寧な写真で行ったみたいに雰囲気が伝わってまいりました。
仏像は行ってみないとわかりませんから、いつかチャンスがあったら出かけてみます。
日帰りで行かれたようですが、結構たくさん行けますね。
Noraさんは建築面からも押さえていらっしゃるので見学の参考になります。
tona
URL
2009/10/09 08:50
 桃源児さん、おひさしぶりです。
 春頃に薬師寺の記事にコメントをいただきましたが、まだ続きを書いていて、やっと、二つ目のお寺になりました。(笑)
 西大寺は、駅のすぐ近くにあるのですが、とてもそうは思えないほど、静かで落ち着いていて、よかったです。
Nora
2009/10/10 15:36
 tonaさん、こんばんは。
 西大寺は、その名の通り、かつては東大寺と並ぶ大寺院だったのですが、今は東大寺ほど知られておらず、訪れる方もそれほど多くないみたいですね。
 だけどその分、静かな雰囲気のなかゆっくりと拝観することができてよかったです。
 さすがに歴史のあるお寺だけあって、仏像などは寺宝なども、奈良でもトップクラスの個性的なものがそろっているので、もし機会があったら、ぜひおでかけになってみてください。
Nora
2009/10/10 15:53

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