桜吹雪にけむる古の舞~増上寺御忌大法要舞楽

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もう1ヶ月以上前になってしまいましたが、4月2日~7日、満開の桜に彩られた増上寺で、毎年恒例の、法然上人の忌日法要である「御忌大会(ぎょきたいえ)」が執り行われました。

さまざまな行事の行なわれる中、期日中毎日、境内で舞楽が1演目ずつ奉納されます。
3日と6日の2度、行ってきました。

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大本山増上寺雅楽会は昭和12年に創設された、浄土宗僧侶によって構成される雅楽会です。

法衣を身に着けた僧侶の方々が雅楽器を演奏。こうした光景は初めて見ました。

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4月3日の演目は「萬歳楽」(まんざいらく)

左方四人舞、鳳凰の姿をうつしたとされる、慶事に舞われることの多い演目。
昨年春、明治神宮で見た時の記事はこちら

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舞人のうしろで華やかに咲き誇る桜が、夢のように美しい。

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4月6日の演目は「還城楽」(げんじょうらく)。

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こちらは初めて見る演目。
一人舞で、右方、左方どちらでも舞われる場合があるとのこと。プログラムでは右方となっていました。
インドから伝わった曲で、蛇を(食べ物として)好物とする西域の人が道中、蛇を見つけて喜ぶ様を表現しているそうです。「見蛇楽」(けんじゃらく、けんだらく)が転じたともいわれているとか。
他に、唐の玄宗皇帝が戦に勝利し、宮城に戻る様子を演じたもの、ヴェーダ神話の抜頭(Pedu)王が退治された悪蛇を見て喜ぶ様を表すもの、などの説もあるそうです。
(全部あわせると、蛇で象徴される国に勝利した王または兵士の舞・・・なんて可能性もあるのかな?)

演奏される曲が、今まで聞いたことのある雅楽とはだいぶ様相が違い、とてもエキゾチック。
龍笛の独奏で始まり、やがて打楽器だけがリズムを打ちならし、これが長く続く。
その音をバックに、舞台で一人、激しく動き回る踊り手。
一種独特な、スリリングな雰囲気が立ち昇って、かっこいい。

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こうした一人もしくは二人で演じる動きのある、勇壮な舞を「走舞」(はしりまい)と呼ぶのだそうです。
(それに対し、萬歳楽のように大勢でゆったりと舞うものは「平舞」(ひらまい))

蛇が登場。(蛇は、後ろに控えている人が置いた)

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ここからの動きが楽しい。

やったっ!蛇だ~

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さて、どうするか・・・。

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思い切って・・・

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ゲット!

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ひゃっほぉ~

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演奏はいつのまにかすべての楽器の華やかな合奏となり、再び龍笛のソロへ。

舞人はたった一人で20分にわたる熱演。
演奏、舞、ともに聴き応え、見応えがあって素晴らしかった。



増上寺境内。すべてが桜に包まれている。 

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