年初に太平を祈る。東北の祈り、二子鬼剣舞

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 1月3日(日)


 二子鬼剣舞

  北上市二子町の二子鬼剣舞保存会

  @ サントリーホール カラヤン広場


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 鬼剣舞は、大地を踏みしめて悪霊を鎮め、気を清浄にして厄災を除く祈りの舞踏。お正月にぴったりの伝統芸能。
 念仏踊りを起源とするため、昨年観た一遍聖絵にも通じる。

 東北の剣舞と言えば、宮沢賢治の「原体剣舞蓮」のイメージが強いが、同じ地方の大編成の鬼剣舞を初めて観ることができた。
 (以前、平泉の鬼剣舞を観た記事は、こちら


 この日、サントリーホールで開催されたのは、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団によるニューイヤーコンサート。(わたしはこれは聴いていません)
 2009年に北上市のさくらホールで演奏会を行い熱烈な歓迎を受けたウィーン・フォルクスオーパー交響楽団は、大震災の際に一早くさくらホールへの寄付を申し出てくれたそうだ。
 2012年のウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の義捐金授与式で、オケ幹部を歓迎したのが、この二子鬼剣舞連だった。
 このようなことから、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団と北上市さくらホールの関係が深まり、サントリーホールとさくらホールの連携も重なったとのこと。
 今回、サントリーホール30周年を記念して、新年にあたり一年の加護を祈念すべく、北上市から二子鬼剣舞連がやって来てくれた。



 以下、「三人加護」を、伝統を踏まえつつ現代風にアレンジした演目。 



 お囃子

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 鬼登場

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 まずは、白面+青、赤、黒の3色×阿吽、計8人の鬼による、フォーメーションの踊り。


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 二人づつ組んで

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 格調高い衣装、鮮やかな装飾。

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 すさまじい乱舞!

 賢治が種山ヶ原の麓(原体、現江刺市伊手川下流付近)で観た剣舞とは、系統も異なるだろうし、長い時代を経てアレンジされ、かなり変容もしているのだろうが、
 (賢治が観たのは、子どもが舞う雛剣舞だという)

 観ていると、実際に、

 dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah!

 という、地鳴りのようなリズムが、心いっぱいに広がり、
 (それはほんとうにそう表現するしかないリズムなのだ)

 お囃子に、肉体と精神の舞踏の躍動が加わることで、そのリズムは何倍にもふくれあがって、都心の「原野」にとどろきわたる。

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 はじめのクライマックスが一段落すると、続いて、別の二人組が登場!


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 まずは側転。

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 昨年、名古屋の徳川園山車揃えで観たからくり山車そのもののアクロバット!

 感動!

 横から観たところ。

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 後ろから。

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 くるくると連続して何回転もする。


 さらに複雑に組み合って、回転。

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 剣を抜いての乱舞。


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 剣先をつかんでしまっている。
 
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 見事なフォーメーション。

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 しめ!


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 躍動しまくり

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この記事へのコメント

tona
2016年01月16日 09:02
まるで映画を観ているように拝見出来ました。
震災からの経緯も知りませんでしたので、知っていたら見てみたかったです。
宮沢賢治も同じようなのを見たなんて何だか感動しました。
2016年01月18日 22:12
 tonaさん、今年もよろしくお願いいたします。
 サントリーホールまで出かけていってコンサートを聴かなかったのですが、この鬼剣舞だけでも見応え満点でした。
 賢治の詩(原体剣舞連)の基になったのは、同じ地方の剣舞でも雛剣舞と言う子供の踊りだったのですが、詩の宇宙に響き渡るような迫力は、この鬼剣舞にも通じるようにも感じられました。

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