チャムの面~ブータン展 @ 上野の森の美術館

画像




 日本ブータン外交関係樹立30周年記念事業

 ブータン しあわせに生きるためのヒント

  @ 上野の森美術館 ~7月18日(月)まで


画像
画像



 わたしは日本の舞楽と同様、その親戚(兄弟?)とも言えるアジア各国に広く伝わるチャムが大好きで、これまでも機会があれば実演はもちろん展覧会やレクチャー等に出かけ、記事にも書いてきた。

 ブータンのチャムに関しても、さまざまな展覧会やレクチャー等で接してきたが、
 2年ほど前に、NHKの番組 「世界で一番美しい瞬間」の、<満月の夜 祈りのとき ブータン・パロ>で、ブータンの古都パロのツェチェ祭の様子を観て、すっかりその魅力にとりつかれてしまった。
 これは、ブータン仏教の開祖、グル・リンポチェを迎える春の祭典。何と5日間もの間チャム等の祭事が続く。
 ユーモアと真摯さが交じり合った華麗なチャム、祭りのクライマックスに登場するグル・リンポチェのトンドル(一目見ただけで悟りに導かれるという大タンカ)、
 番組からは、現状のすべてを受け入れ、生きとし生けるものすべての幸福を祈るブータンの人々の心がひしひしと伝わってきて、ブータンのチャム等に対してより深い憧れの気持ちを抱くようになった。
 
 従って、会場に入ってすぐ、ブータンの世界に我々を誘ってくれるように、通路の両側にびっしりと飾られたチャムの面の壮麗さにはすっかり感激してしまった。
 TVの映像で観た通りの面の数々。ブータン王国国立博物館所蔵の本物ばかり。
 ここでかなりの時間を割いてしまったことは言うまでもない。

 また、2階の仏像コーナーでは、グル・リンポチェのタンカと仏像も観ることができた。



 アツァラの面


 アツァラは、古代インドのヨガ行者をルーツに持つキャラで、チャムの進行役&雑用係であるとともに、時には群衆の中に入って盛り上げるなど、チャムには欠かせない重要な存在。 


画像



画像




 グル・ツェンギェー・チャムの面


 「グル・リンポチェ八変化の踊り」の面。

 これは、仏教の布教を妨害しようとする土地神を、時には温和な表情で、時には憤怒の表情で鎮圧した、グル・リンポチェの活躍を讃える踊り。


画像



画像



画像



画像




 ギン・チャムの面


 高僧、ベマ・リンパが観た幻視に基づく踊り。
 ベマ・リンパがグル・リンポチェの天界を訪れると、3種類のギンの踊りが舞われていた。
 ジャグ・ギン(棒の舞)、ディ・ギン(剣の舞)、ンガ・ギン(太鼓の舞)がそれで、悪霊を祓い、欲、怒り、無知という3つの煩悩から魂を解き放つための踊り。


画像



画像



画像




画像




 ツォリン・チャムの面


 グル・リンポチェの住む神聖な宮殿を守護する憤怒系の守護神の舞。
 男性の神と女性の神がおり、これらの神を祀ると、病気や飢餓、紛争などの厄災から逃れられるとされる。 


画像



画像




 ダミツェの太鼓踊りの面


 これも、グル・リンポチェの楽園の踊り。


画像



画像
画像



画像
画像



画像
画像




 バルド・チャムの面


 我々日本人にもとても親しみやすい、輪廻転生思想に基づく閻魔大王による裁きの様子を生き生きと表現する仮面劇。
 (バルドとは、輪廻転生するまでの49日の猶予期間)

 冒頭に書いたTVプログラムでは、この踊りの様子がより細かく伝えられていて、すごかった。


画像



画像



画像



画像
画像



画像



画像



画像




画像




画像




画像



画像






そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

画像





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

過去ログ

テーマ別記事